微細な氷が深部体温を効率よく下げる新しい暑熱対策──その冷たさを、電源なしで現場へ届ける。Cool Lab の高断熱ボックスと専用蓄冷剤がつくる、即戦力の「Ice Slurry Maker」。
アイススラリーは、微細な氷が液体に分散した流動性のある"飲める氷"です。氷が体内で溶ける際に大量の熱を奪う(融解熱)特性を活かし、深部体温を効率よく下げることができます。
単なる「冷たい飲み物」ではなく、冷水の約 2.6 倍の体温低下効果が科学的に確認されており、世界中のスポーツ・労働現場で実用化が進んでいる、次世代の暑熱対策手段です。
水を 0℃ → 体温まで温めるエネルギーよりも、氷を溶かすために必要なエネルギー(融解熱:約 80 kcal/kg)の方が遥かに大きいから。アイススラリーは口に入った瞬間から体内で氷が溶け続け、その間ずっと熱を奪い続けます。

アイススラリーは「冷たい飲み物」ではなく、複数の科学研究でその冷却効果が明確に示された"飲める内部冷却ツール"です。代表的な3つの研究成果をご紹介します。
暑熱環境下のランニング試験で、−1℃のアイススラリーを摂取した群は4℃の冷水群より 19% 長く運動を継続。体幹温の上昇抑制・疲労感の出現遅延・パフォーマンス向上が示され、世界が注目するきっかけとなった研究。
日本の暑熱研究を牽引する広島大・長谷川研究室は、体幹温・顔面皮膚温の低下、暑熱感の軽減、運動パフォーマンスの維持を一連の研究で報告。摂取タイミングによる効果の違いまで検証され、現場での実用性が裏付けられた。
非侵襲 MRI を用いた世界初の研究で、アイススラリー摂取により脳温が有意に低下することを実証。冷却効果が"中枢"に届くことを示した画期的成果。熱中症予防において極めて重要な指標であり、科学的価値を決定づけた研究。
※ 効果には個人差があります。医学的判断が必要な場合は専門医にご相談ください。
アイススラリーの歩みは、工業分野での「氷を含む流体」の研究から始まり、2010年に「飲む内部冷却」へと転換、東京2020大会では複数競技の選手が実際に使用するまでに発展しました。
アイススラリー(氷粒子を含む流体)の流動特性・熱伝達特性・氷粒子生成技術に関する研究が本格化。空調・冷凍・食品・医療など、熱交換媒体としての応用が検討され、後の「飲むアイススラリー」の技術的基盤が確立。
実機レベルの熱交換器での研究が進み、製造・輸送・安定性に関する知見が蓄積。"氷粒子を含む流体を制御する技術"として工業用途で成熟。
Rodney Siegel らが「アイススラリー摂取は冷水よりも体温低下効果が大きい」ことを示す決定的研究を発表。冷水より 2.6 倍の体温低下、運動持続時間 19% 延長を実証。工業技術が「飲んで内部冷却」へと応用された最初の研究。
長谷川博先生(広島大学)らが、暑熱環境下の体温調節・運動能力に関する研究を多数発表。体温・皮膚温の低下、パフォーマンス維持に有効であることを実証。
Scientific Reports(長谷川先生ら)にて、アイススラリー摂取により脳温が低下することを MRI で確認。冷水では得られない、内部冷却としての科学的価値が確立。
JISS(国立スポーツ科学センター)と広島大学が東京オリンピックに向けた暑熱対策としてアイススラリーを導入。サッカー日本代表(U-17〜U-23)など複数競技で試合前・ハーフタイムに摂取、東京2020大会期間中の使用も公式報告で確認されている。
アイススラリーは、屋外で人が熱にさらされるあらゆる場面で活用できます。Cool Lab Ice Slurry Maker は、これまで導入のハードルが高かった現場へ"電源なし・持ち運べる冷却"を届けます。
アイススラリーは正しい量・タイミングで摂取することで真価を発揮します。家庭での自作方法と、現場へ持ち込むための課題、そして Cool Lab が出した答えを並べてご紹介します。
最高スペックの真空断熱材を採用し、アイススラリー生成可能時間が長いのが最大の特長。前日にセットすれば、翌朝の始業前のひと口を実現。現場へ持ち運べる、新しい冷却ソリューションです。
蓄冷剤を冷凍庫で凍らせ、ドリンクをボックスにセット──翌朝には、現場で振るだけでアイススラリーが完成します。電源も特別な機器も必要ありません。
Cool Lab ICE Ghost を冷凍庫へ。ドリンクは冷蔵庫で冷やしておく。
冷凍庫 12時間以上 / 冷蔵庫 5時間以上ボックス内で蓄冷剤シールの凸と凹を合わせて囲いを作り、ドリンクを入れて上に蓄冷剤を乗せ、フタを閉める。
所要 約2分ボックスのまま放置。VIP断熱で長時間維持。
5時間以上 24時間以内ボトルを取り出して強く振るだけ。微細な氷が立ち上がり、アイススラリーが完成。
所要 約10秒
近年、夏の猛暑はもはや災害レベルに達しており、スポーツの現場から日常の様々な局面において、熱中症への対策は人々の命に関わる最重要課題となっています。これまで私はスポーツ現場で多くのアスリートや子どもたちを見てきましたが、暑熱環境下における深部体温の過度な上昇は、パフォーマンスを著しく低下させるだけでなく、命の危険をもたらします。
そんな中、私たちが長年その高い効果に着目し、現場へいかに手軽に導入できるかを追い求めてきた究極の暑熱対策が「アイススラリー」です。微細な氷と液体が混ざったアイススラリーは、流動性が高く飲みやすいうえ、体内に入って氷の粒が溶ける際の融解熱を利用して大量の熱を奪います。冷水よりもはるかに効率的に深部体温の上昇を抑え、暑熱下での過換気や脳血流量の減少を軽減するなど、熱中症予防と運動能力の維持に絶大な効果を発揮するのです。
しかし、これまで現場でアイススラリーを作るには、電源が必要な高価で大型の専用機器が不可欠であり、導入のハードルが高いという課題がありました。そこで誕生したのが、スギヤマゲンの新たな「アイススラリーメーカー」です。最大の魅力は、電源不要で現場へ簡単に持ち運べるその「コンパクトさ」にあります。専用のクーラーボックスにペットボトルと蓄冷材をセットするだけで、最適な状態のアイススラリーが完成します。これを可能にしたのは、創業から90年以上にわたり医療・理化学機器の分野で確かな実績を築いてきたスギヤマゲンの高い技術力です。医療現場の検体輸送などで培われた極めて精度の高い温度管理技術があるからこそ、他社には真似できない確実な冷却性能を発揮するのです。
私たちには「この世から熱中症をなくす」という確固たる使命があります。スギヤマゲンの精巧なアイススラリーメーカーが世界中に広がることで、「熱中症」という言葉が死語になる日を、私は本気で目指しています。
全米ストレングス&コンディショニング協会認定 CSCS/博士(スポーツ健康科学)/株式会社ウィンゲート 代表取締役。ワシントン州立大学教育学部卒、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科博士後期課程修了。フィジカルコーチとして 2018 年平昌五輪まで 14 年間にわたり全日本フリースタイルスキーチームに帯同。著書に『ストレッチの基本』(エイ出版)ほか多数。
Cool Lab Ice Slurry Maker は、企業・スポーツチーム・研究機関のニーズに合わせてご提案します。導入相談・サンプル提供・共同検証のいずれもお気軽にご連絡ください。