株式会社スギヤマゲン Cool Lab事業部は、暑熱環境下でのコンディション管理をサポートする新製品「Ice Slurry Maker(アイススラリーメーカー)」を、本日7月14日、発売する。アイススラリーとは、微細な氷が液体中に分散した”飲める氷”で、氷が溶ける際に体内の熱を効率的に吸収し、深部体温を下げる効果が認められていることから、近年、熱中症対策やスポーツ現場での暑熱対策として注目されている。

同製品は、真空断熱材を採用した専用保冷ボックスと高性能蓄冷剤「Cool Lab Ghost」を組み合わせたアイススラリー生成セット。電源不要で持ち運びが可能なため、建設・物流・警備などの屋外作業現場、スポーツ大会や部活動・学校行事、高齢者施設など幅広い場面で活用できる。

使用方法はシンプルで、前日に蓄冷剤を凍結し、冷やしたペットボトル飲料をボックス内にセットするだけ。セット後、数時間から約24時間以内であれば、利用したいタイミングに合わせてボトルを強く振ることでアイススラリーを生成できる。500〜600mlサイズのペットボトルなら最大6本、300mlサイズなら最大9本を同時に冷却できる。

アイススラリーの有効性については、2010年のSiegel氏らの研究で運動持続時間が約19%向上する結果が報告されたほか、日本の研究者による体温低下効果の検証や、2018年にはMRIを用いた脳温低下の確認など、複数の研究で科学的根拠が示されている。東京オリンピックでも暑熱対策の一環として活用された実績を持つ。

同社は、90年以上にわたり医療・理化学分野で培ってきた温度管理技術を生かし、現場で実用的に使えるコンパクトなアイススラリー生成環境を実現した。スポーツ健康科学の専門家である遠山健太氏も、熱中症対策の有効なツールとして高く評価しており、同社は本製品の普及を通じて、さまざまな現場における暑熱対策の強化と安全性向上への貢献を目指している。

なお、本製品は7月15日〜17日に東京ビッグサイトで開催される「猛暑対策展」に出展し、屋外作業現場やスポーツ現場、学校などに向けた新たな暑熱対策ソリューションとして提案していく。

アイススラリーメイカー特集 →

Ice Slurry Maker 製品外観 - 電源不要のアイススラリー生成キット

Ice Slurry Maker 使用シーン - 現場で作れる飲める氷